Granstream×Trueture 奄美大島カヤックキャンプ2018(Kayak Camp at Amami Islands)

Granstream×Trueture 奄美大島カヤックキャンプ2018
Kayak Camp at Amami Islands 2018
2018.11.05~08

「大きな自然と小さな自然」

 

Granstream大瀬さんからお声かけいただいたのは昨年。

「奄美に新しい拠点作るよ。クマちゃんたち絶対楽しめると思うよ」

ベースとなるキャンプサイトの画像を拝見して、すぐに次のタイミングを計画することにした。

 

 

そして一年。。。

 

初めての奄美大島。

 

奄美大島カヤックキャンプ

年開けると3才になる息子との初めて体験するちょっと本格的なキャンプでもある。

色々と楽しみ、楽しみだ!

 

 

奄美大島カヤックキャンプ

amami kayak camp

奄美空港に降り立つと曇り空。思っていたよりも肌寒い。 。。

空港までピックアップに来てくれた大瀬さん。
大瀬さんの話によるとずっと雨続きで冷えていた模様。でも、今日から天候回復の兆しが、そして明日からは晴れ予報とのこと。
これは!良いタイミングなんじゃないの!!

 

 

あちこち寄道してもらいながら、大瀬さんの新しい奄美拠点となるキャンプサイトに到着。

 

 

amami kayak camp

めちゃくちゃいい感じやん!!

 

 

 

amami kayak camp

奄美大島カヤックキャンプ

草刈担当兼マスコット?のヤギのメイちゃん

 

 

息子、ボディーに頭突きのご挨拶を受けて号泣(^^;

 

 

amami kayak camp

大瀬さんが奄美の新たなベースとしているこの場所は、ヤギのメイちゃんの飼い主である三輪さんが管理し、ステンドグラス作家の熊崎さんも管理運営に携わるプライベートキャンプサイト。

ステンドグラス作家の熊崎さん。そう私と同姓。
大瀬さんからは、以前からお話伺っていて、是非ともお会いしたかった方。
Sea Shore Stained Glass

生粋のサーファー熊崎さん。奄美にご家族で移り住んで20年弱。このキャンプサイトはもちろん、少し立ち寄らせていただいた、ご自宅&工房もめちゃくちゃオシャレ!

このタイミングではまだお会いできておりませんが、初見でこの人やってすぐわかるぐらい、カッコいいオーラを全身から放つナイスミドル(笑)

 

管理されてる三輪さんのセンスも光るキャンプサイトは、小物も気遣い行き届いていてオシャレで良い感じ。愛ヤギはお母さんのメイと、子供のユキの2頭。

 

今回のカヤックキャンプはここをベースにスタート!

 

 

奄美初体験のメンバー。今回は大瀬さんの提案で、奄美北部にある三輪さん熊崎さんのキャンプサイトをベースにカヤック。そして、南に2時間ほど車で移動した、大瀬さんが外洋に漕ぎ出すベースとしている南エリアも少し案内してもらえることに。
短期間盛りだくさん贅沢ツアー!

なんちゃってカヤッカー?の自分たちにはピッタリの遊び方(^^)

 

初日は、テント設営終了後、ローカルストアー巡りを楽しんで、地元食材をたっぷり買い込んでの自炊。その地域を知るにはまずは食い物から!

 

 

ゆっくり買い物楽しみすぎて気が付くと日暮れ。
それでも本州のこの季節と比べると全然日が長いし暖かい。ありがたい。

 

 

 

今回、キャンプの食卓を贅沢に彩ってくれた瀬川君。奈良県中部にあるパスタ屋さんnoshのオーナーシェフ。
いつもウチの野菜使ってもらってます<m(__)m>

 

 

 

奄美の豚肉と野菜、わが菜園kumaFARMから持ち込んだハーブやニンニクもコラボしたローストポーク!

 

 

 

不味いはずがない(笑)

 

 

 

初体験!
奄美が生んだ伝説の醗酵ドリンク「ミキ」
サツマイモとお米を醗酵させた優しい甘さが美味しいミキ。

フルーツと一緒に食べても美味しいし、お酒を割っても美味!
ミキパッション、ミキパイン、ミキビールに黒糖焼酎ミキ・・・
お土産にしてまで楽しみ続けるほどのハマりよう。

 

 

そんなこんな楽しい宴は遅くまで続き。。。

そして翌朝

 

 

日の出前。
静か。ひびくは波の音のみ。

 

 

 

日の出と共に漕ぎ出す。
大瀬さんの素敵なはからいで、すぐ目の前のビーチにカヤックを常時停泊、時間のできたメンバーはいつでもどうぞとのこと。うれしい。

 

 

ゆっくりサンライズを満喫したのち、朝から美味しいリゾット!
nosh瀬川先生感謝。
やっぱりアウトドアに美味しい食事は欠かせない。

 

雲が抜けて夏のような日差しになってきた2日目。
青空に映えるキャンプサイト。
ホントに素敵な場所。

前夜、熊崎さんご夫婦が遊びに来てくれた。
キャンプサイト同様に素敵なご夫婦。
奄美の自然を、このエリアのことを、大切に想っているという感覚がしっかりと伝わってきた。

 

熊崎さん、ステンドグラス作家さんでありますが、ご自宅もセルフビルド!?されるという多才さ。サーフィンできてカヤックできて、スケボーもスノーボードも楽しまれるそうで、これからは白馬でもいろいろ計画されてるとか!

冬も何かご一緒できるとうれしい。

なかなか私の文章では表現しきれないのでこちらもぜひ↓

熊崎さんのインスタグラム
https://www.instagram.com/hiroshikumazaki/

 

 

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Landscape design Concrete work 10日間の重労働でした。 #水勾配 #水路 #ガレージ #スケートバンク #skatebanks の複合デザイン

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自宅前にスケボーのコンクリートバンク!
憧れしかない(笑)

「自分の楽しむ環境を自分で作る」

私にとっても大きなテーマ。

 

 

 

 

さあ、朝食のあとは、お楽しみのカヤッククルーズ!

初めての海漕ぎが奄美。贅沢!
大瀬さんが案内してくれる、このメンバーでも安全に楽しめる最高のコース。
陸路では行けない浜へも立ち寄り、奄美の自然を満喫する。

いつも通り、天候の様子とメンバーの調子を見ながら、無理なく楽しく進めてくれる大瀬さん。安定の安心感。

大瀬さんのガイドの進め方には、自分のスノーボードやスケートボード、菜園でのスクーリングにも大きく影響を受けてる。
刺激と安心感。確認と新たな発見。そして、そのタイミングで出会うことのできる自然のありさまを大切にする。

 

今回の旅の中で大瀬さんと色々ゆっくり話すことができた。
記事のサブタイトルにもしている「大きな自然と小さな自然」の話が強くささってる。

簡単に人間が入れない大きな自然

日常の中にある小さな自然

小さな自然は恵みを感じやすく、身近にある。

大きな自然の中では、命の危険が近くにあることで、より自分の生命を感じることができる。感覚が研ぎ澄まされ、呼吸や体の動きひとつひとつを敏感に意識させられる。
ただ、簡単ではない。

外遊びは、その感覚に近づく方法であり、伝える手段。

自分たちのフィールドの中にもそれは存在していて、コンディションやスキル、その時々の状況の中でベストを選択し提案する。タイミングが良ければ大きな自然を楽しめることもあるし、それなりの状況でも見つめる目があれば、そこにある小さな自然を堪能することができる。

根本には自然に対するリスペクトがあり、変化を感じとる能力とそれに対応するスキルがいる。

身近にある小さな自然を大切にしながら、大きな自然に思いをはせる。
感じる能力を磨く。

遠慮しながら行ったり来たりすることで磨かれていく。

まだまだやるべきことは多い。。。

 

今回も大瀬さんのガイドにしっかり甘えながら奄美カヤック堪能させてもらった。

 

 

翌日、一旦テント撤収して、南エリアに旅に出る!
大瀬さん曰く、

「南はまた全然違うから。奄美らしいむき出しの自然があるから」

いやいや、これまででも十分です(笑)
でも、大瀬さんがそこまで言うなら気にならない訳がない。

ワチャワチャ走り回る息子の相手をみんなにお願いしながら頑張って撤収。大瀬さんの運転で奄美ドライブへ☆

原風景残る展望スポットやドローカルな食堂、お店にも寄り道楽しませてもらって

 

 

はい、到着!
大瀬さんが奄美南エリアで活動拠点にしているポイント「ヤドリ浜」

日が傾き始めたタイミングでの到着となったが、気温、海水温ともに良い感じ!
みんな急いでシュノーケリング!!
サンゴの棚に熱帯の魚いっぱい☆

自分は遭遇できなかったが、ウミガメカップルともコラボできたらしい。

 

 

これ以上ない夕暮れ

この画像の先には東シナ海。
大瀬さん曰く「世界への入り口」

 

 

日暮れ後、満点の星空の下、シェフのアウトドアクッキングを堪能!
最小限の道具とエネルギーで生み出された絶品料理。
贅沢の極み☆

星空画像ありませんが、この動画そのもの。
流れ星もたくさん。。。

最高のロケーションで良い感じに酔っぱらって気持ち良く就寝

 

 

翌朝

 

 

最終日の朝も気持ちの良い天気。
お天気ホントに恵まれた。
これ以上の幸せがあるのだろうかと思える幸福感。

 

 

昨日、美味しいおにぎりと卵焼きを差し入れしてくださった、レストランISOSHIGIのさちよさんと幸久さんに挨拶させていただいて、ベースのキャンプサイトへと帰路につく。

ISOSHIGIさんのお隣にはコテージもあるそうで、次回はそちらでの宿泊もありかな。

 

 

ホントに綺麗

 

 

帰路の途中、港にあるお土産屋さんで買い物。
港の船着き場ですら驚異の透明度。

 

 

ベースキャンプサイトへ戻り記念撮影。
三輪さんのロシア製ポラロイドカメラで撮影してもらった一枚。
そして荷物撤収。

もう少し寄道しながら空港に向かう

 

 

名物の鶏飯。
お出汁が優しい!
飲酒続きの体にうれしい(笑)

 

 

さらには、奄美出身の画家、田中一村さんの美術館も見学。
ホントに駆け足での滞在だったので、またゆっくり楽しみに来たい。建物も素敵だった。またゆっくりと。

 

そして、何とか無事に夕方の飛行機に乗り込み、1時間強で関空到着!
いやー、近い。

奄美の自然も食も文化も味わい、地元の人とも交流でき、夢のような4日間。
どんなにひかえめに表現しても最高だった(^^)

 

 

日の出と共に漕ぎ出させてもらった画像。
大瀬さん撮影。

自分はスノーボードするので、そちらの表現になるが、朝日と共にノートラックのパウダーに山頂からひとり滑り出す感覚。

朝の静かな海水は、全く抵抗なく、浮遊感たっぷりに滑り出させてくれた。

久しぶりに味わう自分と自然だけの贅沢な心ふるえる瞬間。

 

 

逆に、ヤドリ浜から東シナ海に続く「世界への入口」は、今の自分は恐怖しか感じなかった。。。

残年ながら今の自分には経験値が足りない。

 

大瀬さんに見せてもらった新しい世界。

40を超えたおっちゃんが言うのもなんだが、すごく新鮮だった。

これまでも綺麗な海は結構楽しんでる。
ダイビングでウミガメもクマノミも見てきた。
多分、決められた安全なフィールドに案内されて。

今回は、大瀬さんの案内のもと、ちょっとだけ「大きな自然の入り口」を見せてもらえたんだと思う。
そこは、あまりにも大きすぎて、自分は恐怖を感じるだけで眺めることしかできなかったけど、すごい世界が広がってるんだと想像する。

また少しずつ世界を広げていく楽しみができた。

日々の自然を大切にしながら、動力のない少しの道具と仲間とそして家族と一緒に、少しずつ楽しみ続けたいと思う。

命ふるえる瞬間に出会うために。

 

 

Guide:Granstream Shiro ose

text:kuma